韓国ではFTAを選択

米国では「巨額の貿易黒字がある国は輸出への不健全な異存をやめ「内需拡大策をとるべきだ」とも言っています。
貿易黒字がある国というのは中国と日本を指しています。

TPPに置いて日本の輸出先は米国を当てにしているのであり当然米国の輸出先は日本しかないのです。
米国は輸出は増やすけれども輸入はしたくないと公言しています。
日本に取ってはまったく不利な条件になるのがTPPの実態なのです。

少し具体的な数字で説明してみたいと思います。
TPPでは米国と日本の両国が関税を引き下げたらその恩恵から自由貿易の結果として日本は米国への輸出を増やせるかもしれないと
いうのは夢を抱いてる実業界の意見がありますが果たしてそうだろうか。
それは全くの甘い見通しに過ぎません。

もっと数字を勉強してから発言をしてもらわないと無責任過ぎます。
そもそも米国の主要品目の関税率はトラックは25%と少し高目に設定してはありますが乗用車は2.5%に市議ません。

ベアリングなどは9%です。
ですからトラック以外はそれほど高くないことが分かります。
TPPと言ってもあまり魅力がないのです(笑い)。

では中国と韓国がTPPに参加するという話が一部ではありましたが中国はと言えば米国との間で難問である人民元問題を抱えています。
為替操作国として名指しで批判されている始末です。

この為替を操作するということは資本主義の倫理そのものであり貿易自由化以前の大人としてのルール問題です。
ですから中国はおそらく決して入ることはありません。

ではお隣の韓国はといえば調整交渉の余地がある二国間の米韓FTAを選択していますのでこれも参加は無いでしょう。
では何故韓国はTPPではなくFTAを選んだのでしょうか。

答えは簡単です。
TPPの方が過激な自由貿易であり、参加加盟国を見渡して見ると工業製品輸出国は無くて農業製品をはじめ一次産品輸出国だからです。
低賃金労働輸出国ばかりなのです。

ですから韓国はTPPに参加しても利害関係が一致する国がなく不利になるから米韓FTAを選んでいるにしぎないのです。

では我々日本はと言えば米国とはまだFTAすら結べてさえいないのにそれよりもハードルの高いそして不利な条件でのTPPという自由貿易を
結ぼうとしていいるのですから戦略性の無さが余りにも恐ろしいです。

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